奪い合い、秋

またもや酔っ払ってレモンティーを買って帰ってしまった。昨晩のことである。家では飲みかけ、紙パックのレモンティーがストローを差し出し待ち構えているというのに、私はペットボトルのレモンティーを連れて帰ってしまった。

 

二股のバレた瞬間である。

 

いい気分になった私は家に帰り、冷えがいまいちだったペットボトルを冷蔵庫に放り込んだ。私の帰宅を待っていた紙パックは、突然の出来事に声も出ぬまま、ドアがまた閉められた。

 

ペットボトルはペットボトルで、どこに連れて行かれるかわからない不安のまま私の家に来て、紙パックが待ち構える冷蔵庫へと放り込まれてしまった。となりには解凍むきえびがいるし、奥にはキムチがいるし、なんなんだこの場所は。

 

紙パックは言うならば子役から頑張ってきて、成長してもなお支持され続けている女優。ペットボトルは、竹下通りで妹がスカウトされたのについて行くと「お姉ちゃんもやってみない?」と事務所に言われいつのまにか妹よりブレイクしている新進気鋭のモデル。

 

お互いがお互いの無いものを持っていて、それでも消費者からすると同一軸に並べられ比較される対象なのだ。どちらが良いなど甲乙つけられないのだが、残念なことに日々比較の目にさらされている。

 

みんなちがってみんないい、って、難しいことを簡単に言っている代表例かもしれないなあ。

 

やっぱり:バイトは無ければ暇だし、あれば忙しい

今:やるべきことの前にツイッターばかり見ている

酔っぱらったときに買うもの

今日は就職先の内定者と社員を含めた懇親会があった。なんでも聞ける・話せる時間で、楽しかった。

 

が、とても疲れた。

 

やはり、自分も相手も腹の内を見せていない空間というものは気まずい。増して、お酒を飲んでいるにも関わらず晒け出すには至らない環境というのが、実に気まずいのだ。

 

私は、帰ってすぐシャワーを浴びれるくらいの酔い方だと、レモンティーを1リットル、真顔で購入して帰るクセがある。なぜかレモンティーが飲みたくなる。

 

そういえば今までレモンティーを買って帰った飲み会は、有名なコピーライターを交えた飲み会だったり、はじめての集いだったり、そういうものだった気がする。

 

意外とこういうところに精神面が現れてくるんですなあ。

 

今日は洗濯が終わったらもうとっとと寝てしまおうと思う。たまにはブログも短くていいだろう。レモンティーを飲み終わったら、少しだけ課題をやってしまおう。

 

今日もいい1日だった。

 

今日のできごと:髪を切った

嬉しかったこと:リクルーターが髪を切ったことに気づいてくれた

干されちまった悲しみに

アルバイトを干された。シフトがほとんど入っていない。結構ウケる。人件費削減、セルフレジ導入、恨むべきは世の中か己か・・・。

 

よく、アルバイトを「干された」と言うが、アルバイトを洗われることはあるのだろうか。芋洗い的な感じか?係長ではない、夏に水を求めて殺到した人間を芋洗いのようだと例える、アレのことである。

 

洗うアルバイトだと、話は早い。私だって今朝、アルバイト先のケーキ屋さんでカフェ利用したお客様のパフェ皿たちを洗ってきた。キャラメルパフェとプリンアラモード、とても美味しそうだった。じゅるり。

 

他にも洗うアルバイトはある。たとえばガソリンスタンド。そういえばこの間、講座の講師がかつて大学生の時、ガソリンスタンドでアルバイトをして、社員が居なくなったあと自分の車をガソリン満タンにして帰っていたと言っていた。そういう、少しスリリングな話が私は大好きだ。結構値の張るガソリンを頂戴する、とちうのも青春くさくて良い。

 

でもやっぱり、アルバイトを洗われることはない。たしかに制服のTシャツやパーカーは洗濯するけれど、それじゃあアルバイトを洗うとは言えない。一体なんなんだ、アルバイトを洗うって。

 

あまりシフトを入れてもらえず、悲しみのあまりよくわからない文章になってしまった。でも気を取り直そう。来週からは、新しく雇ったアルバイトが現れるらしい。

 

あれ?アルバイト、あらわれたね。

 

今日のできごと:バイトの掛け持ちYeah

今日のごはん:大学生の標準食(のり弁)

唐突なミスタードーナツ

先日沖縄に行った友人たちと、ゴーヤチャンプルーを作りオリオンビールを飲んだ。ポークたまごおにぎりを作るはずが、スパムが無くふつうのハムを買ってしまったために、揃えた材料はチャーハンへと姿を変えた。

 

やはり沖縄は良いなあと思う。

 

今日なんて、街を歩いていると、なかなか会わない先輩に偶然会った。きっと、BEGINの「オジー自慢のオリオンビール」を聴いていたからだと思う。

 

しまった、お米を切らして朝ごはんが無いな、と思った日は、紅いもタルトを食べればいい。ちなにあと3つ残っている。意外と減らない。

 

そういえば、バイト先の同期にタコライスの素を買って来てくださいと言われ、買ったもののずっと渡せていない。私も早く食べてみたいのだが、こういうものをいつまでも大事に大事にしすぎて腐らせてしまうたちなのだ、私は。

 

明日から新しいアルバイトが始まるのだが、こいつ、真っ黒焦げだなと引かれないだろうか。そうそう、私は客観的に見るととても黒い。

 

某アルバイト募集サイトに、長く働いているバイト先の求人が載った。そこに、運悪くシフトで居合わせた先輩と後輩と共に、やけくそな笑顔でありきたりな話をする動画が載ってしまっている。客観的に見て、自分はとても黒いのだと気付いた。

 

テンション低めに書いてはいるが、実際は結構ウケた。いや、黒い。なんかもう化粧とかしてるのも恥ずかしいくらい真っ黒。そうかあ〜そんなに沖縄の光、集めちゃったか☆と開き直るくらいには黒い。

 

語尾に「☆」をつける人が少し痛く見えるようになったのはいつからだろう。誰が決めたのだろう。誰がそうさせたのだろう。何をしようと自分たちの勝手なのにね☆

 

そういえば沖縄では星を見なかった。建物が低い分、よく見えたかもしれないな。ちなみに唯一見上げたものと言えば、前も書いたが、ホテルのベランダで枕投げをするアホ高校生たちである。

 

今日、友人がくれたミスタードーナツを見た瞬間の私は、彼らくらい無邪気になれていたような気がする。ドーナツ、とても美味しい。

 

明日の楽しみ:朝ごはんのドーナツ

明日のドキドキ:初バイト

お前らいつから好きになっとったん

映画やドラマで出会う男女は、たいてい最初は憎まれ口をきき、本当に嫌いなのだなと思わせる描写のあと、必ず熱いキスをするように思う。

 

こんなものを見続けていたら、出会う人すべて、恋に落ちる相手と言えるんじゃないかと錯覚しそうになる。

 

もちろん、映画やドラマは、数多くの出会いの中で作品として成り立つべく生まれた恋愛を抽出したものだから、出会う人すべてと恋に落ちると錯覚するのは早とちりである。

 

それでもやっぱり、助けてもらったり、関わらざるを得ない状況に置かれた男女はたいてい、好意を抱いてしまうものなのだろう。

 

「捨てないから俺を信じろよ」と、かつて言い放った男がいた。瞳を真っ直ぐに見つめて、ではない。少し声を緊張させながら、でもない。緑のフキダシに乗せて、LINEでちょこちょこっと送ってきた。

 

信じる信じないはこっちの勝手だからお前に決められることじゃない。というか捨てるとかいう上から目線は何なの。何も言わなくても信頼できるような相手だったら今こんなに苦労してない。

 

こうして私の友人は、男と別れた。

 

一度でも、お互いをお互いに好きだと思う瞬間ってとても貴重だと思う。なかなか、無いことだと思う。

 

それでもいつか、冷める日が来て、飽きる日が来て、また愛する日が来て、繰り返すのだろう。

 

みんなそれぞれみんなのことが好き、自分がいちばん可愛いのだから、人に「いちばん」を押し付けちゃいけないものだね。

 

今観ている少し重めの映画に影響され、愛について語ってみた。

 

今日も今日とて:死ぬほど眠い

もしかして:食べすぎ

まだ終わることのできない夏がある

しまった。この夏、まだ(500)日のサマーを観ていない。これを観ずしてアバウト・タイムを観て秋冬を迎え入れようなど、以ての外である。

 

季節を感じる映画がある。「耳をすませば」「コクリコ坂から」などは初夏の爽やかさ。「グランド・ブダペスト・ホテル」「ルビー・スパークス」などのちょっとイヤな奇妙さは寒くなりだした秋。「はじまりの歌」「シング・ストリート」は耳がおかしくなりそうなくらい冷え込んだ冬。そんな気がする。

 

趣味を聞かれると、私は決まって映画鑑賞と読書、と言う。とはいえどちらも中途半端、むしろ人並み以下である気がして、趣味とは難しいものだと思う。趣味だから、本気で。という名コピーはこういうところでも骨にまで響いてきて、やはり自分はどこであっても半端であると思わされる。

 

会員に入っている映画館、毎週金曜日は安いのだけれど、いつもバイトを入れてしまう。年中金欠である学生にとって、思いつきで映画館に行くというのはなかなかにハードルが高いと思うのだ。卒業までに何とか、映画館に通うクセをつけたいと思う。

 

最近なぜか、少し不安な、心にもやがかかったような気持ちがあった。それは例えば、就職に対する不安、新しく住む場所への不安、新しいバイトへの不安、バイト先で新人への教育が少し間違いがあったこと、いろんなことがモヤモヤモヤモヤしている。

 

夏が去って行ってしまう。もしかしたら私が今夏だと信じ込んでいるものは、もう秋なのかもしれない。それでも、獅子座にとって夏を奪われるということはとてもとても悲しいことなのだ。いつもより服が上手く決まって、ご機嫌でマンションを出ようとしたら雨が降り出してきたときのようなやるせなさ。

 

季節の変わり目、季節が変わってからでも、きっと迎え入れてくれる場所がある。そういえば今朝は、半年ぶりほどにあたたかい紅茶を飲んだ。いつからか砂糖を入れなくなったそれは、いつも変わらぬ懐を見せてくれる。

 

気分が乗らないときは、紅茶でも飲みながら映画を観よう。何が良いかな…冷えるようになってきたし、アバウト・タイムがいいな。

 

(ここで冒頭に戻る)

 

思うこと:ブログを何とか続けられているのだからそろそろ卒論を書くべき

思うこと:でもね、食べたら、眠い

酔わないビール、酔えない人事

華の金曜日、という言い方はいつからあるのだろうか。スーパーフライデーという概念が生まれ、形骸化したその姿はとてもツライデーな昨今に、華の金曜日。その華金に、内定式があった。

 

私の就活はなかなかにうまくいかず、それはそれは唐突に泣き出すような日々だった。

 

就活なんて二度としたくないと思う理由 - みんしのブログ

 

沢山の人が集まる内定式、いつもの如く人見知りを発揮しながら受付の列に加わった。タイミングを逃し、社交辞令的な話をする人もいない。ぽつーん。ああ、そういえばあるよな、こういう感覚…とぼーっと思っていた。

 

受付を済ませたあとは人事がグループ分けを教えてくれた。そこでも出会ったばかりの人が話すようなことを延々と話していた。さすが、営業系で採用されている子は話を振る力も聞く力もあるなあ…などと関心し、東京の大学からこんなところへ入るなんて…あの大学知り合いがいるけれど、模擬国連ってご存知かしら、そんなことを考えながら時間が過ぎた。

 

私の好きなライターさんが、新社会人のモチベーションのピークの1つは内定式である、というようなことを仰っていて、正直私はビビっていた。

 

だったら、そんなに期待せずに、ゆるっと頑張ればいいだろう…そんなふうにさえ思っていた。

 

実際、社長の話は3割ほどしか覚えていないし、印象に残っていたのは食事のあとに各テーブルについた役員の元へ内定者が飲み物だけ持って回っていく、お見合い回転寿司のようなシステムだ。

 

食事が始まってから私はずっとビールを飲んでいた。意外とみんなお酌しないんだな…父がA型であるためにバランスの良い泡の立て方を教わっていて良かったな…などと思いながら、ずっと飲んでいた。

 

結局2次会までずっとビールで通した。というより、とても気が利いて好感を抱いている人事が永遠にお酌をしてくれるから、飲み続けた。

 

彼女は一切飲んでいなかったので勧めてみると、役員が「飲ませちゃダメだよ、人が変わるから。入りたての頃なんて、社長に絡んでたんだから。」などと顔を赤くして愉快そうに話している。イイナァーッそういうの。私もお酒の力を借りて偉い人と腹を割って話したい。

 

帰り道、人事に「全然酔わないじゃん!」と言われた。酔えなかっただけなのだ。自分がこれから、どんな姿になるのか、どんな仕事をするのか、どんな可能性があるのか。全く分からない手探りの状態で、足元が見えなくなってきた。

 

すこし不安だ。ついていけるだろうか。埋もれず、他の人と比べて落ち込んだり、悔しい思いをしないよう伸びられるだろうか。

 

そんなことを考えながら眠りについたら、すべてを消化するのに10時間も睡眠が必要だった。

 

おかげさまでわたし、今はとても元気です。

 

今日のできごと:面倒ごとを片付けました

明日に期待すること:久しぶりに図書館で本を沢山借りる