大人が溶連菌にかかるということ

これはいつか読み返して笑い飛ばす事だけを目的とした記録である。

 

土曜日

社員の下期成果発表会。お昼にセブンイレブンの豚汁(リアル具材が入ってるほう。美味しい)とおにぎり2つを食べる。

豚汁はまずそのままの味を楽しみ、つぎに一味を入れてぴりっと。最後に柚子胡椒を一口ずつにちょびっとつけて味変。最後まで飽きず、飲み干す事が勿体ない。ごくり。

 

昼過ぎ、喉に違和感をおぼえる。いきなり喉に5ミリ四方の立入禁止区域ができた感じ。昼間に食べてどこかに隠れていた一味が、ひょんなことから出てきて喉に張り付いたのだろうと思う。水をたくさん飲む。

 

夜、先輩を交えて打ち上げ。喉の一味がずっと取れないのでいつもよりビールが進む。誤って多く届いたレモンサワーを飲み干すなど。特段疲れているつもりはないがぼーっとしていたらしく、先輩から疲れているのかと何度か聞かれる。終モノを当然のように逃し、最寄りが近い先輩とキャッキャおしゃべりしながら帰る。

 

日曜日

朝から喉が異常に腫れている。飲みすぎ、部屋が乾燥しすぎ、疲れているのかと思いつつシャワーを浴びる。全身がプールに入った後のように気怠く、筋肉がヒィヒィしている。

 

仕事をしている最中も倦怠感がすごく、業務に集中できない。寝不足とやや二日酔いもあり、今日はダメだと思いつつ何とか終業。仕事をしていてこんなに、1日中座っているのがつらいと思った事はない。同期と連れ立って定時ダッシュ。何かを察して簡単に調理できる食事や飲み物を買い込む。

 

夜、食前36.9度。食後37.8度。「おぉ〜」と感心しつつ、コロナかと焦る。倦怠感、熱、喉の腫れ。え、コロナ?やばいやばい。家族に連絡し、明日も熱があれば相談窓口に問い合わせしてみてはと言われる。

 

何かを察して(第二弾)ずっと溜まっていた家事をやっつける。倦怠感は解消することなく、不安なまま就寝。就寝前は36.6度。夜は4度起きる。

 

月曜日

9時から仕事の予定だが、自然と7時前に目が覚める。熱は無いが喉の腫れ方が今までに経験したことのない感触。風邪の時は、膝を擦り剥いた時と同じような痛みのイメージであるのに対して、この時は撫でるだけで痛いタンコブのような。

 

不安になりコロナ相談窓口に電話してみるも、熱が無いから大丈夫と思われる。ただ喉の腫れは急患センターにかかってみては?との事。実際唾を飲み込むのも一苦労で、そういえばこの頃は起きたらめちゃくちゃよだれ垂らしてたな(きたない)。

 

コールセンターで仕事をする以上喉の腫れは命取り。熱が出ていた事もあるため大事をとって仕事を休む。

 

急患センターにかかる。プロフェッショナル〜仕事の流儀〜に出てそうな仕事の早いおっちゃん医師。判断が早い。「溶連菌の検査しよ。違うかも知れんけどね。」よ、溶連菌。先月後輩がかかり、『ちびっ子がなるやつだぞ♡』とかからかった溶連菌。

 

喉を綿棒的なやつでこすられて(軽くオェッてなった)待つこと10分ほど。「溶連菌陽性!薬出すけど10日分飲まなきゃいけんから、明日また病院行って!」『し、仕事は行っていいんでしょうか』「症状によりけりだね!」『(それ答えになってないやないか〜 #ミルクボーイ)』

 

会社に報告し、抗生物質が効くまでに24時間かかるため火曜日も欠勤する事に。ちょうど水木金もともと3連休だった為、5連休に。

 

夜、抗生物質を飲むも喉は腫れたまま。もはや腫れている部分が常に喉からこみ上げてきて、常に熱いものを吐きそうになっている感覚だった。泣きそうになりながら就寝。朝までぐっすり。

 

火曜日。朝になると喉の腫れがかなりマシに。3割くらいまで腫れが減った感覚。心配してくれた先輩に病院へ行くことを伝えると、「小児科?笑」と馬鹿にされる。早いうちに病院へ行き、残りの薬を貰う。大学時代の家の近くにあったお米屋さん、当時5キロ800円だった激安米が1400円まで値上がりしており、もうそれ激安米やないやないか〜 #ミルクボーイ と思った。

 

免疫力が下がっていたことを反省し、野菜や果物ゼリーなどを買い込んで帰宅。

 

私の場合キツかったのは最初の2日で、抗生物質を飲んだ翌日には既に殆ど回復していた。ちょうど3連休がくっついたのが幸か不幸か、まあ良い休暇期間と思ってだらだらしている。本を読んだり、映画を観たり、紅茶のパック分けをしたり、ドキュメンタリーを観たり、塗り絵をしたり、掃除をしたり。

 

いつも休みが終わる時には、休みが足りないと常日頃思っていた。日頃頑張ってるから、ちょっと息抜きしなよと溶連菌が派遣されたんだな。なんとか喉が潰れることなく、また日常に戻れますように。

 

あと2日で積読は消化できるのでしょうか。ん、むりです。