何がなんだかさっぱりピーマン

ピーマンを買う大人になる日が来るとは思わなかった。

 

ピーマンは苦いし、どんな料理に入っていようと絶対に存在をアピールしてくるし、とにかく厄介者だと思っていた。ピーマンの肉詰めなど、喜んでいいのか嘆くべきなのかいつも分からなかった。

 

相変わらず私は食パンに乱暴ケチャップを塗り、チーズを載せてトースターに押し込む生活をしているのたが、今朝はピーマンを載せてみた。1つまるまる載せるには少し多かったが、端数のピーマンの引き取り手など見つかるはずが無いので無理やり載せた。

 

いざ焼き上がってみると、とっても美味しいのだ、これが。ベーコンなど要らない、ケチャップ・チーズ・ピーマン、これだけでいいのだ。

 

ケチャップとチーズだけだと少しくどくなってしまう。いかにも、ジャンクフード摂取中!と広告されているような気分になる。

 

一方でピーマンが載ると、一気にトーストが瑞々しくなる。ジャンクな味を苦味が引き締めて、止まらなくなる。なんて美味しいのだ、ピーマンピザトースト

 

私の父は殆ど毎日、食事のたびにその写真を家族LINEグループに送ってくる人である。まさに、ピーマンピザトーストは彼からの執拗なサブリミナル効果によって満を持して私の食卓に上ったのである。

 

これから暫くアルバイトのために早起きになる。朝に余裕の無い毎日で、着る洋服を前日に用意していないと不安になってしまうくらいには切羽詰まっているのだが、朝食は毎日楽しみたい。

 

もう、12月ですね。今年も沢山楽しいことがあったなあ、などと感慨に耽る前に、ちゃんと卒業できるよう頑張ります。残り31日間の2017年を走り抜けましょう。

 

今日聴いた曲:ファイト!/中島みゆき

 少し悲しいこと:スタバの新作があまり口に合わなかったこと