時間潰しのレモンサワー
飲み会までの時間が空いている、というのが苦手だ。
普段から水分の摂取を心がけている私は、家にいるわずかな間だけでも1日にほうじ茶を1リットル飲む。常にほうじ茶は2リットル作り置きしている。
そんな人間が、例えば飲み会まで1時間ある、そんな時間に喉が乾かないわけがない。いや、それはもちろんその後に控えている飲み会に喉が鳴っており、早くビールを飲んでしまいたいという欲求がいっそう喉を乾かせているだけなのだが、ともかく我慢できるようなものではない。
アホといえばアホなのだが、この間飲み会の前に立ち飲み屋で時間を潰すことがあった。ここで一杯目のビールを飲んでいいものか…つまらぬ葛藤に券売機の前でしばし硬直したが、ついに選んだ。
レモンサワー。
私のなかでレモンサワーは、ビール・日本酒に次ぐ好きなお酒なのだが、こういう時の扱いはいたって雑なものである。レモンサワーはお酒じゃない、だから私はまだ一杯目のビールを美味しく飲むことができるだろう、そう信じながらレモンサワーを飲み込んでいる。
そういえば、マッスルバーという筋肉を売りにした酒場では、鍛え上げた筋肉を見せつけながらマッチョがこれでもかと果汁を絞ってくれるらしい。たぶん1mlくらいは彼らの汗も混じっているような気がするのだが、とても気になるので近いうちに行ってみたい。
若い労働力として搾取されている今日このごろ、どうも搾り取られるレモンに同情してしまうようです。安い立ち飲み屋のレモンサワーは出来合いのシロップを混ぜているだけのようだけどね。
今日:講座が6時間あります
最近の私:何から手をつければいいか分からず何もしていない