お腹の空く牛タン

先日、人事と2人で食事を共にする機会があった。一度会社のアルバイトに遅刻してしまった時、連絡をくれた人事が車で迎えに来てくれたことがきっかけである。

 

私の通っていたコピーライター養成講座で会社の広報が講義をしてくれたこと、アルバイトとして一足先に会社の一員になることで学んでいることが高まり、送ってもらう20分間は話が止まらなかったせいかとても短く感じられた。

 

もっとこの人とお話をしたい。私の目標である人事の口から語られる会社を見てみたい。いつしか私はそんなことを思うようになっていた。

 

因みに、私が新しい環境に入ったばかりの時にめちゃくちゃ意識が高くなるのはいつものことである。

 

そしてついに念願が叶い、2人で食事をすることになった。アルバイト終わり、待ち合わせをして、どこでご飯を食べようか、なんて話をしながら牛タン屋さんへ行った。

 

私はあまり牛タンを食べたことが無くて、食べるとしても焼肉の最初に食べるようなもので、わざわざ牛タン専門店で食べるようなことはしてこなかった。元恋人が牛タン屋さんでアルバイトをしていたからだろうか。悪夢のうちの一つである。

 

ともかく殆ど初めての牛タン屋さんに、私は何を期待してもいいのか分からないままずっと話を続けていた。そしてうやうやしく登場した牛タン。意外とシンプルで、それでも分厚く魅力的な見た目であった。

 

味ももちろん美味しくて、こりゃ白ごはんが幾らあっても足りないぞ…と思いつつ夢中で食べていた。ような、気がする。気がする、と言うのは、食べた気が全くしなかったからである。

 

http://nom1nom2nom3.hatenablog.com/entry/2017/10/07/180046

 

ふつう、白ごはんとスープだけであってもお腹いっぱいになりそうなものなのに、それに牛タンが何枚もあったというのに、食べた気がしない。これはやっぱり、緊張していたのだ。あの時と同じだ、なんて思いながら。でも今日はビール飲んでないや、と可笑しく思ったりした。

 

一刻も早く昇進して、人事と緊張せず、楽しくお酒を飲み交わせるようになりたいと思う。

 

牛タンのことを思い出して、ビールと牛タンがほしくてたまらなくなった私であった。

 

今日:肩こりがひどいです

嬉しかったこと:初めて会社のマッサージチェアを使いました