1週間後に死なない私

1週間後に死ぬとしたら、何をするだろうか。

 

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ちなみに、私の普段の趣味というのは本を読むこと/映画を観ること/YouTubeを見ることという、いかにも文系大学生のそれに終始している。

 

どうだろう、いかにも不健康そうな医者に「あなたは残念ながらあと1週間の命です」と言われたら、私は何をするだろう。

 

たぶん、お寿司は食べる。でも、味がしないだろう。本も読もうとするだろう。でも、何も頭に入らないだろう。そのうち、あと1週間で死ぬのだから、食事という生命維持活動に力を注ぐことが馬鹿らしくなる。あと1週間で誰に披露するかも分からぬ情報を詰め込めなくなる。

 

映画を観る。だが私は闘病もののドラマが苦手だ。病人という存在は、他人がどう手を尽くしてもどうなるか、それは好転でもその反対でも言えるが、触れ得ない存在だと思っているからだ。私がいくら願っても祖父は深夜に緊張しながら駆けつけた家族に囲まれて死んでいった。

 

バイトを辞める。もしかしたら、連絡すらしないかもしれない。偶然取ってしまった電話、淡々とどういうことなのかを問う店長に対しろくに返事もできないだろう。

 

海外に留学や仕事、進学で住んでいる友人たちに連絡する。遠くにいる人には、寧ろ素直に話ができる気がする。「間違っても帰国したりせんでよ。帰ってこられたら死ねんわ(笑)」くらい、言えるかもしれない。

 

家族に対して。きっとここが一番大きい。実家に帰り、家族みんなにちゃんと愛していると伝えたい。きっと、愛を伝えたい人なんてたくさんたくさん出てくる。そして全員にそれを伝えることはできない。だからもう、家族に伝えられればそれでいいやと思う。

 

死ぬ間際、私は何を考えるだろうか。今までの人生、楽しかったなと、たぶん思える。そりゃあ、恋人ともっとデートしたかったなとか、コピーライターと名乗る日を噛み締めたかったなとか、母さんの筑前煮もっかい食べたいなとか、父さんのオナラに本気で「くっさ!!!」って怒りたかったなとか、そういうことを思うんだと思う。

 

今、大学4年生、すっかり長袖を引っ張り出すようになった冬。就職が決まり、学校も週に1回しかない。講座やバイト、卒論に趣味で何だかんだやることはある毎日。

 

たぶん今が人生で、いちばん何でもないようで何かある時期だと思う。今の私は少し多感だ。

 

日々感じることを、もっともっと文章に残していこう。やっぱり来年の手帳はほぼ日手帳にチャレンジしてみよう。気がつけば今年もあと3ヶ月。

 

今日のできごと:卒論の発表があった

今日買った本:oz PLUS 小さな部屋の片づけの工夫/POPEYE 映画とドーナツ。