明るい未来の話

未来の話が必ず明るいとは限らない。どう考えても暗くなってしまう時期はあるし、始まっていないからこそ不安なこともある。

 

クリスマスの輝きが時に独り身の目を潰してしまうように、新年のきらめきが未来への絶望を思わせる時だってあると思う。

 

漠然とした不安って、周りがなにかを言って紛れる割合はきっと多くて2割ぐらいで、結局は自分の手を動かさないといけないのだと思う。

 

料理の良いところは、気を使わないといけない作業が多い分気がまぎれるし、しかも料理という自らの欲求を満たすための行為であることから、手っ取り早く幸せになれることだ。

 

そういえば、実家に帰ると必ず肥えてしまう。実家はお茶をする頻度が尋常でなく、冗談抜きで3食毎に紅茶を淹れては何かをつまもうとする習慣があるため、常にお腹がいっぱいになってしまう。

 

なんというのだろう、実家と自宅が別々で良かったと思う。帰省という名目があるからバイトも気兼ねなくずっと休むことができるし、たまに集まるからこそ飽きもせずずっと家族と過ごせるのだと思う。やっぱり甘やかされるのは気持ちがいい。

 

昨日はふと、広島で1番好きな本屋さんに行きたくなり、お買い物帰りの父にそこまで運転で連れて行ってもらった。なんてことない本屋さんなのだけど、天井が高くて、棚の端っこ、通路に一人がけの椅子が置いてある。併設しているカフェは眺めが良くて、今はもう無いはずのドーナツがとっても美味しい本屋さんだ。

 

装丁がいまいちの村上春樹と、私の友人がとても好きで、見かけるたび立ち読みしていた坂木司を初めて購入してみた。新年のお供に早速仲間が加わった。

 

積ん読している本、なかなか観られていない映画、開拓できていない音楽、過去を振り返ればけして明るくは無いのだけど、生きているんだから何となく明るくバトンタッチしたいなと、新年に丸投げしてみるわけです。どんどん、趣味を増やそうと思う1年です。新年、あけましておめでとうございます。どうぞ、今年も可愛がってください。

 

今日聴いた音楽:明るい未来/never young beach