カープ優勝の瞬間にドン引きした
今日、広島東洋カープが優勝した。リーグ優勝2連覇、かつてのカープには考えられないような快挙である。とても誇らしく思う、ありがとうカープ。
優勝が決まった瞬間私がどこにいたかというと、偶然広島市内で一番の街中「本通り」にいた。カープが優勝すると、長い長いアーケード街をみんながハイタッチしながら歩くイカレた通りである。
今日は、タイミングを合わせて帰省していた姉が東京に帰る日だった。用事を終えた後お見送りに行こうと思っていたが、タイミングが合わずあっさりと姉は行ってしまったので、何だかんだ姉信者である私はムスッとして歩いていた。
その瞬間。「ウォーーーッツ!!!!」と飛び込んでくる声があった。得点でも決めたのかと思いきや、それが優勝の瞬間だった。道理で、人の多い中心部を避けて通っていたのにも関わらずあらゆる店から歓声が聞こえたはずだ。
私も詳しくはないもののやはり地元球団の優勝は嬉しいもので、やってくれたかー!なんて思いながら歩き、ほんの野次馬根性でまた中心部に戻ってみた。
賑やかな声が聞こえてくる。沢山詰めかけている人、歓声、応援歌、スマホを構えた人間、スマホを構えた人間、スマホを構えた人間、スマホを構えた人間、スマホを構えた人間、スマホを構えた人間。
めちゃくちゃ気持ち悪かった。もはや、スマホで浮かれた人たちを撮影している人を撮影している人なのかなと思うくらい、みんなスマホを構えていた。老若男女関わらず、みんなスマホを持ってムービーを回しながら歩く。表情は決まって少し冷めている。とりあえず、居合わせたし撮っとこ〜。みたいな表情。反吐が出そう。
スマホ人間ばかりの中心部を抜け出す時も、ムービーを回しながら歩く人間と何回もすれ違った。またもやムスッとしてしまった私も写り込んだように思う。
こういうめでたい時は、「手放しに」喜びたい、と思う。珍しいものを見つけた時、私たちは脳に記憶しスマホを取り出さない勇気が必要だと思う。
難しいことではある。綺麗な景色、珍しい場所、美味しい食べ物、残せるのであれば残したいと思う。でもそれが<SNSにおける存在意義>として利用され出すと、手放しに楽しむことはできないな、とつくづく思う。
今日あったこと:教授や高校生と6時間喋った
びっくりしたこと:思わぬ場所で大学の後輩と遭遇した