ペペロンチーノという暴力

好きなパスタ、それはペペロンチーノである。

 

オイルをまとった、塩とニンニクと辛みの効いた味がたまらない。ペペロンチーノなら1キロくらい食べられると思う(YouTuber的な発想をしがち)。

 

ペペロンチーノを人間に例えるなら、塩顔のイケメン。スラっとしていて、流行り物に惑わされないセンスがある。MHL.がお気に入り。軽薄な男は苦手だが、Suchmosを聴く。パスタのばす奴もうgood nightである。

 

パスタ会の元気印、ナポリタンも忘れてはならない。老若男女問わず、ファミレスから喫茶店まで受け容れられる幅の広さは、元野球部の可愛いマネージャー。

 

意外と器用で、大学に入ってからは色んなアルバイトやインターンを経験する。物怖じしない性格から、きっと大学3年で留学をする。その資金も自分で賄い、1年後に圧倒的成長を遂げて単位互換制度を利用しあっさりと卒業するのだろう。

 

輝く舞台の広さから、妬みによる嫌がらせなど苦労もするが、高校の時から付き合っている彼氏の存在、いつも応援してくれる家族の存在でたくましく乗り越えて行く。きっと結婚したら無農薬にこだわりなから美味しいご飯を作るのだろう。

 

先程からそわそわして出番を待っているのが、カルボナーラ。超こってりしたものが食べたい時に召喚される。クリームの甘みとベーコンの塩味、ねっとり感、たまらんうまい。

 

きっとカルボナーラは辛い恋を経験したのであろう。それからは少し「重い」と感じられるようになったみたいだ。連絡を返してくれない彼に怒ってしまい、喧嘩し、私が悪いんだよね、と卑屈になる。おいおい、そんなに興奮したらアルデンテじゃなくなっちまうぞ。と彼がいくらなだめても彼女には効かないのだ。

 

ひとつ弁解をしておくと、彼女の愛はとても大きい。愛してやまないからこそ、不安になる。彼女が泣き喚いて怒るときはどんな言葉でも抑えることはできない。ただ、そっと抱きしめればいいのだ。

 

なんか今後パスタ食べづらくなったな。

 

今日したこと:バイト先に来た友人をからかう

嬉しかったこと:ポイ◯ルというグミを買おうとしたら似合っていると言われた