ラーメン屋の二代目店主

お墓参りに行ってきた。久しぶり、家族みんな健康に過ごせますように、祈っていてくださいと話しかけてきた。

 

帰り、昔からよく行っていたラーメン屋さんに父と母と行った。1時間ほど並び、入ってからも少し待ったように思う。このお店だったから、待てたのだ。

 

待ちかねて出てきたあつあつのラーメン。店員さんが餃子を置きながら、「マスターが宜しくお伝えくださいと」と伝えてくれた。せわしなく湯気の立つ厨房から、二代目店主の意外に小さな頭が見える。女将さんがにこっと笑ってくれる。

 

ラーメンをすっかり平らげるまで、ほとんど言葉を交わさず夢中になって食べた。博多とんこつとは違う、少し太めのしっかりした麺がとんこつに絡む。餃子もパリパリジューシー。

 

帰り際、少しシャイな父が軽く厨房の方を覗いた。忙しくて手も離せないだろう二代目店主が、さっと手を振ってくれる。店を出たあと、声の生きが良すぎるお兄ちゃんが「ありがとうございます!」と見送ってくれた。

 

私が店主なら、ちょっと客席に出てきてちょっかいを出してしまう気がした。「チャーシュー、1枚増やしといたよ」とか言って。「あれ?お嬢さん、見ないうちにすっかり大きくなったね〜」なんて親戚みたいなことを言って。

 

二代目店主、スタッフのみなさん、とても素敵だった。素敵な接客と美味しいラーメンをありがとう。まだ免許も持っていないけれど、運転ができるようになったら私が両親をまた連れてきます。

 

今日聴いた曲:R&R AIRMAIL/ARB

今思っていること:お手洗い行きたいけど高速なので降りられない