仮面ライダーのなんちゃって感
竹内涼真くんが好きだ。本名の「崚くん」と呼んでマウンティングするくらいには、好きだ。
先日バイト先で「青空エール」と「仮面ライダードライブ」を借りてきた。何を隠そう竹内涼真くんの出演作だ。前者は置いておくとして、仮面ライダー。初めての特撮というか、ライダーものだ。
竹内涼真くんが少しでも観られればいいかなと軽い気持ちで借りたのだが、これが面白い。
何が面白いって、お笑い芸人のコントのような「ありきたりな」「これこれ」感がすごいのだ。
真っ直ぐすぎて納得できない限り不真面目だが、脳細胞がトップギアになると格好良く活躍する主人公。主人公が才能を持て余している風なのを時に悔しく、活躍を祈るも素直になれない美人。ふざけてばかりの同僚。主人公の部署をいつもバカにしているものの、何故かいつも遊びに来ている多部署の上司。人を言いくるめるのが上手い、研究者風の美人。
ウーンおもしろすぎ。私がもしライダーものに出るとしたら、<主人公の目の前で敵にやられそうになり、助けてくれようとする主人公に厳しく「来ないで!今は、私を助ける時じゃない。あなたの相手は、あの、敵よ。」と戦いを促し(ここで主人公が立ち去った後に私が苦しむシーンが一瞬入る)、いざ主人公が戦っていて苦しくなった局面で「なぁーにやってんのよ、あんたって、そんなに弱かったっけ?」主人公『…違えよっ、ちょっと休憩、もらってただけだよっ』(ここで2人が背中を合わせて必殺技をぶちかます)>みたいな感じがいい。
仮面ライダーについて熱く語る大学生、人生の暇人って感じがすごい。
読んでいる本:誕生日の子どもたち/トルーマン・カポーティ(村上春樹訳)
観たDVD:仮面ライダードライブ