歯が欠けている

大学生のころ、当時あった虫歯を1ヶ月かけて全て治したことがある。それはそれはお金と労力がかかる作業で、治した途端健診にも行かなくなってしまった。

 

先日、お弁当としてパエリアを会社に持って行った。フライパンで作ることのできる、独特の少し固い炊き上がりになるパエリア。シーフードを入れて真っ黄色な顔をしている。

 

食べていると見事に、詰め物が外れた。それはもう、びっくりするくらいあっけなく銀色の覆いが外れてしまった。

 

そこから私の歯にはぽっかりと穴が空いている。どうやって埋めればいいかも分からない、ただの空虚として穴が存在している。

 

ここ1週間ほど、全国に配属された同期が集まって研修を受ける機会があった。その後には海へ行くだけのイベントもあり、それはそれは毎日朝から夜まで笑い転げて過ごした。

 

それぞれの仕事は全く違えど、何かをやらかしたら「1年目」として同一の視点で評価を受けるちぐはぐさ、各々の責任とプライド、今後の目標、たくさんの話をした。

 

私はよく、同期から「辞めずにずっと会社にいそう」と言われている。それほど能天気に見えるのか、入社してから1番お客様に泣かされているのは私な自信があるぞ、なんて変なプライドを持ち出しながらも、その言葉が今の自分を支えてくれていると思う。

 

周りからの見え方で、その人の行いが決まることは沢山ある。「あれ?最近可愛くなったね」と言えば女の子は更に可愛くなるし、「やつれたんじゃない?ご飯食べてる?」と言われたら食欲は地の底へ落ちる。

 

私の欠けた歯は、誰からも見えない。楽しい時間を過ごした後に開いた心の穴も、見えずにそっとしたままだ。

 

要するに、そういうことなんだよ。そう。

 

今日:焼きそばパンが好物であると自覚

聴いた曲:Vampire Weekendのあれこれ

遅れて来た5月病

冷房のきいた部屋で温かいコーヒーを飲む幸せを知った。小学生の時からずっと紅茶を愛してきた人間としては、コーヒーを自ら嗜むようになる日が来るとは思っていなかった。

 

暑い日が続いていて、お弁当を作る気力も無くなってしまった。よれよれで朝コンビニによっても食欲が湧かず、お昼に袋を開けてもため息が出そうなトンチンカンセレクトをしてしまう日々が続いていた。

 

外に出るのも好きなんだけれど、家でひとり、ゆっくりと作業をするのがとても好きだと思う。作業といっても内容はさまざまで、それは家計簿をつけたり、部屋の整理をしたり、映画を流しながら掃除をするようなことだ。

 

社会人になってから、「お金はあるけど時間がない」という状態を言葉そのままに感じている。だからこそ少し時間があるときに、ちゃんとお金をかけて楽しみ尽くせるようにはからっている。

 

出勤しても会社の顔ぶれは一緒で、先輩上司たちと交わす言葉は毎日違えど何をしているんだろうという気持ちになってくることもある。

 

楽しそうなことを考えても、なにか予定があったとしても、どこかで「家にいたい」とずっと考えている。自分の世界を作り上げている。

 

明日から久しぶりに同期みんなの集まる研修がある。同期にはたくさんのパワーをもらえるので、今からうきうきわくわくしている。

 

久しぶりにブログを書いたら見事にとりとめのない文章になりました。まあ、こういうことも、あるよね。

 

もうすぐ親友が帰ってきます。

 

今日:外出する気力がない

明日:うきうきわくわく

会社に通って仕事をすること

今日は水曜日。一般的なサラリーマンは出勤の日だろうが、私はおやすみ。月・火と機嫌のわるいお客様を相手にすれば、おやすみ。しかも今週は木・金とやり過ごせばまた土曜日がおやすみ。そのしわ寄せが来週来ることになるのだが、それはまあどうでも良い。

 

仕事に少し慣れてきて思うことは、早く会社に依存せず働けるようになりたい、ということだ。入社からすでに1回遅刻をやらかした身が言えることではないのだろうが、毎日会社に行って仕事をするということが分からない。

 

けっきょく私はフリーランスのライターやユーチューバーに憧れているところがあって、「溜まった仕事を片付けにスタバに来たよ♡サラダラップいつ食べてもおいしい( ;  ; )♡」と言いたいだけなのだ。

 

残業、について考える。ある日の最後、テストが終わった人から帰って良いと上司に指示をされた。アルバイトで入社していたことからテストを早々と切り上げた私は15分の残業で帰宅した。入社したての同期は30分、もしかしたらそれ以上の時間をかけてテストをしていた。

 

自分の能力がどうなどと言える立場でもなし、同期に苛立っている訳でもない。先んじている者だからこそ、上から目線ではあるが出来るだけ引っ張れるよう力を尽くしたいと思っている。

 

それでも私は、あの15分を、とても根に持っている。会社の、そういうところが嫌だと思った。たくさんの仕事をしているから多くお給料が貰えるでなしに、同じ量の仕事をするのにたくさんの時間がかかるから多くのお給料が貰えるとは、これいかに。

 

残業代が少なくなったとしてもそのぶん自由な時間が増えるからいいじゃないかと考えても、これを見過ごすからいつまでも社会は、制度は変わらないんじゃないかと思い、そっとここに打ち明ける気の小さな私であった。

 

会社に迎合するのはきらいじゃないけど、務めることを長くはしたくないと思う。これからどうやって生きていこうか。ああ、猫と暮らしたい。

 

今日:やっっっと銀行に行けました

天気:地面が乾き明かりが差しました

地元の川でひなたぼっこ

実家に帰るたび、あの子は元気かなあ、アイツと飲もうって言ったなあ、と思い返しながら家族とゆるゆる過ごす。

 

私は大学で実家を出たことをきっかけに、地元と家族への感謝・愛が強まった。月並みな言葉だけれど、毎日仕事と家事、私たち姉妹の世話をしていた母はすごい。父はいつまで経ってもタバコを辞められないけれど、盃を交わすようになってから語る父は、仕事に対して真摯な人なのだと思わされた。

 

地元に帰るたび、たまにはあの子たちと遊びたいものだなと思いつつ、家族での食事やお買い物をつい取ってしまう。単純に出不精ということ、久しぶりに会う人に連絡を取ることは緊張するから、だ。

 

社会人1年目のGW、当たり前のように実家へ帰省することを選んだ。一人暮らしの家は居心地が良くて、周りの施設に不満はないし、そりゃ水道水はバカみたいにまずいままだけれど、それでも住んでいていいところだなと思う。

 

人のことを魅力的だと思うポイントって多くは「ギャップ」だと思っていて、ギャップ萌えなんてことはなかなかにバカにできない。

 

冷徹そうな銀縁眼鏡のお医者さんが不意に見せる笑顔に女は恋に落ちるし、大人しそうな女の子が頬を赤らめながら大きな声を出して頑張る姿に男は全てを投げ出すようになる。

 

きっと家族と一度離れたことによって愛が増したのも、ギャップのしわざ。当たり前だと思っていたことをいざ自分がやってみたとき、いかにも簡単そうにしていたことがどれだけ面倒なことか理解した時にギャップを感じる。ギャップを知ることでより相手との距離が埋まったように感じる。近くなり、愛が深まる。

 

人はけっこう単純だから、ギャップにはまりやすい。さあ、どんなギャップをこさえようか。

 

今日:川沿いを散歩しています

昨日読んだ本:短劇/坂木司

職業:会社員

4月1日からぱったりとブログを書かなくなるあるある。ぬるりと学生から社会人になったわたしです。

 

正直毎日早起きをすることと休みの前日に飲み会をすることに必死で、生産活動をする余裕がまったくななった。最近やっと、ゆっくりYouTubeを見ながら食事をして寝落ちするっていうループも抜けつつある。

 

会社は思いのほか楽しくて、それはまだ実務に入っていないということ、同期と楽しく研修を受けているからというだけで、このぬるま湯を引きずったままだと確実に湯冷めするという感触がある。

 

社会人になって、住む場所が変わって、出てくる水道水の源流が変わって、めちゃくちゃ水がまずくなって、ペットボトルのお水とお茶を買うようになった。次の日に備えて、スーパーでコーヒーを買いだめしておくようになった。100パック入りの紅茶から、リプトンの三角ティーバッグを選ぶようになった。

 

実際のわたしは何も変わっていなくて、言ってしまえば生活もそこまで変わっていなくて、けれど求められるものや考えておくべきこと、いろんな点で少し「めんどう」がつきまとってくる。

 

とはいえわたしは社会人になった自分を楽しんでいて、大学時代に極力履かなかったヒールを殆ど毎日履いて、オフィスカジュアルが許されているけれど毎日ジャケットを着て出勤している。

 

通学ではなく通勤。帰宅ではなく退社。学生証ではなく社員証。いろんなものが、すこしずつ「大人なわたし」を形成して満たしていく。

 

人間的に変わることはないと思うけど、こうして大人は大人になっていくのだなと思う。わたしは未だに、こどもとおとなのハーフ。

 

会社帰りにマクドナルドへ行こうと盛り上がる同期に恵まれています。

 

今日:長崎へ行っています

明日:温泉へ行きます

この世は絶望に満ちている

去年の今頃、机に向かい合っていると突然泣いてしまうことがあった。家族の温かい言葉が胸に刺さり、何も返事できずに携帯を置くことがあった。

 

あれから1年、その間に無事就職が決まり、毎日のように遊び、沖縄に魅了され、幼馴染との再会、2回目の海外旅行、恋人との別れ、同期と仲良くなれた研修、さまざまなことがあった。

 

明日からいよいよ、社会人になる。学割は効かないし、未確定のスケジュール、大人の勝手な都合に振り回されながら生活するようになる。

 

就職が嫌なわけじゃない。アルバイトとして会社には通っていたから上司は顔が知れているし、優しいパートさんもいる。同期だってとても仲が良くて、春はこういう出会いをもたらしてくれるから良いなと思う。

 

それでもやっぱり私はお腹が痛むし、ストッキングが伝線しないか不安だし、スーツはいまいち似合っていないからずっとパジャマを着ていたいと思う。

 

1年前に絶望しながら掴み取った希望に、私は今絶望している。絶望の連鎖はやがて人を麻痺させ、こんなもんかと思わせる。

 

学生じゃなくなることがこんなに怖いとは思わなかった。だから私は、強い強い社会人になりたい。

 

なんとかなる。大丈夫。だってこれまで、死なずに元気に生きてきたんだもの。

 

この1ヶ月で、私の浮き沈みがどうなるか。できるだけ書き留められたらいいなと思っています。

 

聴いた曲:おいしい季節/椎名林檎

思うこと:明日からは「通勤」なんですよ

卒業を控えた22歳の思うこと

今日会社でバイトをしながら、ふとパソコンの画面を見たときに「3/18」という日付が目に飛び込んできた。

 

あと2週間で、4/1になってしまうのだ。

 

この4年間、自宅マンションから大学までのわずかな1キロ程度の間、1分歩くごとに思い出がぼろぼろとこぼれ落ちてくるくらい、楽しいこと、くだらないこと、愛おしいこと、思い出したくないこと、恥ずかしいこと、悲しいこと、色んなことを経験した。

 

好きだった人の住んでいた家、当時は仲の良かった友人と遊んだ場所、時間さえあれば居座った部室、座り心地が良くなることはなかった大学の教室、目が悪く友達が少ないのでいつもひとり座った前の方の席、どれを思い出しても目を背けたくなるようなきらめきがある。

 

これから先はいくら飲みすぎたり夜更かしをしすぎても次の日サボることはできないだろうし、理不尽に怒られたり難しいこともたくさんあるんだと思う。

 

逃げ出したい、まだまだ甘えていたい、ゆとりと言われて何が悪い、私は鼻を折られるのがイヤなんだ。

 

そんなことを思いながら、現実に向けて、会社のお金で引越しをして、会社のお金で家を借り、会社からのお金で暮らすようになる。

 

社内恋愛をするかもしれないし、これから先まったく違う場所で出会いがあるかもしれない。今までに出会っていた人と縁があるかもしれないし、一生友人と遊びながら猫でも飼って暮らすかもしれない。

 

22歳は1日に例えると人生における朝7時過ぎくらいで、要するにまだまだ始まったばかり。まだ寝るか、でもやっぱり起きなきゃ。と欲望に打ち勝とうとする時間。

 

22歳って、そういう歳なんだろうな、きっと。

 

今日:両親と焼肉をたらふく食べました

今日聴いた曲:Lost Stars